歯科衛生専門学校を巣立った先輩たちは、病院や歯科医院など様々なフィールドで働いています。
歯科衛生士として何を思い、どのように活躍しているのでしょうか。夢を叶えた卒業生の職場を訪ねました。

宇都宮市 宇都宮記念病院勤務

若林 正子さん

1986年3月卒業 真岡女子高等学校出身

歯科衛生士になって……

新卒で歯科衛生士に従事した時、ここまで長く続けられると思っていませんでした。日々の仕事の中で、患者さんから「ありがとう」という感謝の言葉は、やりがいにも繋がり、業務に対するモチベーションとなっています。現在は口腔外科に勤務し、口腔がん・口腔粘膜疾患・外傷など様々な症例の診療に携わっています。看護師や言語療法士の他職種と共に口腔ケアを行い、時には長時間に亘る手術のアシスタントに従事することもあり、チーム医療としてとても良い経験をさせていただいています。様々な疾患の患者さんに寄り添えるような医療従事者として、今後も歯科衛生士を天職とし、信頼・尊敬する先生方に出会えたことを誇りに思い、他職種と関わりを持つ環境の中で自己研鑽に努めたいと思います。

専門学校時代の思い出は……

資格を生かすことに興味があり、「人の痛みがわかり、専門的な知識や技術を身につけたい」と思い、歯科衛生士を志望しました。振り返って見ると、臨床実習は授業とは違い、先輩方から厳しい指導をいただくこともありました。多くの友人と切磋琢磨し、周囲のサポートがなければ頑張ることが出来なかったと思います。国家試験という同じ目標に向かって、仲間と共に努力し励まし合って過ごしたかけがえのない時間は、学生時代の最高の喜びとなりました。人と関わる上で「素直さ・謙虚さ・感謝の気持ち」を持ち続けられるよう常に意識して行動することの大切さを学生時代に学びました。ご指導いただいた先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

宇都宮市 しのざき歯科医院勤務

須田 彩乃さん

2022年3月卒業 宇都宮短期大学付属高等学校出身

歯科衛生士になって……

私が歯科衛生士になろうと思った理由は、手に職をつけたいと思ったからです。
歯科衛生士は、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い世代の方々のお口の健康を守るという責任感とやり甲斐のある魅力ある職業です。患者さんの役に立ち喜んでいただけた時は、歯科衛生士になって良かったと感じます。これからも患者さんに寄り添い、生涯お口の健康を守るために、日々勉強を重ね、成長していきたいと思います。

専門学校時代の思い出は……

座学では専門的な知識を学ぶことができ、先生方の手厚いサポートのお陰で安心して勉強に取り組むことができました。
実習では歯科医院だけではなく、大学病院や介護施設、矯正歯科医院での実習もあり、専門的な知識・技術をたくさん学ぶことができました。国家試験の前は不安でいっぱいでしたが、友人と協力し乗り越える事ができ、とても有意義な3年間を過ごすことができました。